主 旨
設立趣旨
令和2年6月吉日 近澤会長
東四国シートメタル工業会
設立発起人一同
我が国の経済環境は、戦後から今日まで幾度もの好景気の波に乗って成長、変革を成し遂げてきました。記憶に新しいところでは20世紀後半に「バブル」と呼ばれた好景気を迎えましたが、90年代に入りその波が終焉を迎えると続いて容赦のない景気後退期へと突入し、いわゆる「失われた10年」を経験しました。
加えて、安価で豊富な労働力を持った「世界の工場」と比喩される中国や東南アジア諸国の台頭を受けて製造業をはじめとする我が国の産業がその構造を大きく変化させつつあることはもはや異論のない事実だと思います。
製造業のなかで、日本の「ものづくり」の一翼を担う国内の板金加工業についても例外ではなく、経営方針や生産方式についての柔軟な発想や見直しが不可欠となっています。 限られた資源を活用するためにIT技術が欠くことのできないファクターとなりつつある現在において、迅速かつ的確な経営判断、CAD・CAMや生産管理の手法を活用した保有設備の稼動の最適化など、高度情報化、ネットワーク化への対応は避けて通れません。
ところで、ここ四国島内の板金加工業界に目を転じますと、やはり国内の他の地区同様に依然として厳しい経営状況下にあり、深刻さを増す少子・高齢化、情報化社会への加速度的移行、コンピュータを活用した技術革新など複雑・多様な対応を求める課題が山積しています。
そのなかで、これまで我々の業種に携わる者が主体となる組織がなく、県内の業界状況はもとより、全国の板金加工業界の動向についても情報入手が困難でした。 今後の板金加工業の経営の舵取りは更に難しくなることが予想される中、二代目、三代目経営者への世代交代も進んではいるものの、決して今置かれている環境に対して楽観は許されません。
その課題に対処すべく、すでに四国では愛媛県が、また対岸の岡山県、広島県でも板金加工業を営む企業が集まり、情報の交換、技術の向上、経営体質の強化、従業員の社員教育等々の場としてシートメタル工業会を発足させ活用しています。
香川・徳島県内でも、工業会設立への要望があるにもかかわらず、今まで諸般の事情により、発足には至りませんでした。その為、各社が独自で対応しているのが実情ではないでしょうか。
このたび、この要望に応えるため「東四国地区(香川県・徳島県)において、板金加工業を営む若手経営者層が協力し合い、情報の交換、技術の向上、経営体質の強化、各会社で雇用している従業員の社員教育の助成に役立つ事業を推進して、当工業会会員個々およびこの地区の板金加工業全体の発展に寄与する」ことを目的とした当工業会を設立したいと考えています。
関係各位ならびに会員の皆様におかれましては、何卒、以上の趣旨をご理解・ご賛同戴きまして、ご参加を賜りますようお願い申し上げます。
東四国シートメタル工業会 会則
- 第1条 [名称]
- 本会は東四国シートメタル工業会と称する
- 第2条 [目的]
- 本会は会員企業の繁栄と業界の発展のため広く各機関と連帯を深め、教育・技能・経営等の業界に関わる諸問題の研究をする
- 第3条 [事業]
- 本会は前項の目的を達成するため次の事業を行なう
- (1)技能・技術に関わる資料・情報の収集及び研究・研修
- (2)教育・技能検定に関わる業務の協賛・推進
- (3)経営及び経済・社会に関わる懇話会
- (4)関係団体との連絡協調
- (5)会員の親睦交歓・健康保持、その他必要と認める事業
- 第4条 [会員]
- (1)本会の会員資格は原則として、徳島県・香川県内に在籍しシートメタル加工に関する企業とする
- 第5条 [入会]
- (1)本会に入会を希望する企業は、所定の手続きにより申込み、役員会の承諾を得るものとする
- (2)会員資格を満たさない場合は役員会で協議の上、会員区分・年会費の扱いを含め入会の可否を決定する
- 第6条 [役員]
- (1)本会に次の役員を置く
- 会 長…1名
- 副会長…2名
- 会 計…1名
- 幹 事…10名
- 監 査…2名
- (2)会長・副会長は、役員の互選とする
- 第7条 [役員の任期と専任]
- 役員の任期は2年とし、総会において選任する。但し、留任は防げない
- 第8条 [役員の職務]
- (1)会長は本会を代表し、本会の業務を統轄する
- (2)副会長は会長を補佐し、会長事故ある時は代行する
- (3)会計は経理を管理する
- (4)幹事は会長・副会長を補佐し、会務を司どる
- (5)監査は、本会の会計を監査する
- 第9条 [役員会]
- 必要に応じて開くことができる
- 第10条 [事業年度]
- 本会の事業年度は毎年4月1日から翌年3月末日までとする
- 第11条 [総会]
- 本会は毎年1回総会を開く。但し、役員会が認めたときは臨時総会を開くことができる。総会の議長は、会長または会長が指名する副会長が任務する。
- 総会は会員の過半数の出席により成立し、決議はその総会の出席者の過半数による(委任状は出席とみなす)。可否同数の時は議長が議決に加わりこれを決する
- 第12条 [部会]
- 本会は必要に応じて各種部会を置くことができる
- 第13条 [会費]
- 本会に入会する場合は、入会金として20,000円、年会費として36,000円を納入するものとする。納入は年払一括方式とする
- 第14条 [経費]
- 本会の経費は会費その他の収入をもってこれにあてる
- 第15条 [会則の改正等]
- 本会則の改正は総会の決議による
- 第16条 [退会]
- 本会の会員が退会しようとする場合は、所定の書面を持って届け出なければならない。但し、退会の場合、入会金及び会費は返金しない
- 第17条 [除名]
- 本会の会員で本会の名誉を著しく傷付け、また目的に背反する行為のあった時及び会費を納入期日より1年間滞納した場合は、役員会の議を経て除名処分にする事ができる
- 第18条 [事務局]
- 本会の事務局は(株)アマダ 高松営業所に置く
- 〒761-8013 高松市香西東町561-4
- TEL 087-882-1622
- 第19条 [慶弔規定]
- 別項にて定める
- 第20条 [その他]
- 本会則に定め無き事項については、役員会に決定、以後の総会で報告承認を得るものとする
- 付 則
- (1)本会則第13条の入会金及び会費を変更する場合は、総会にて決定する
- (2)本会則は平成23年6月24日より発効する
東四国シートメタル工業会 慶弔規定
- 東四国シートメタル工業会では、会員企業相互の親睦を深める事を目的として、慶弔規定を下記の通り定める。
- 第1項
- 会員企業における本社及び新工場落成披露行事 30,000円
- 第2項
- 会員企業における10周年以上の記念披露行事 20,000円
- 第3項
- 会員企業における上記以外の記念事業および国に定める表彰受理(代表会員) 20,000円
- 第4項
- 会員企業における弔慰
- 社主(代表会員) 香典および花・弔電(会長名) 20,000円
- 社主の配偶者、同居する父母 10,000円
- 第5項
- その他、会長の判断による事項 随時判断
- ※会員各位に上記規定に該当する事由が発生致しました際には、当工業会事務局まで、ご一報をお願い致します。
- なお、第1項ならびに第2項につきましては工業会会長宛に書面で通知されたものが対象となります。
- 事務局 (株)アマダ高松営業所内